平成29年4月8日(№7297) 自宅で最期を

自宅で最期を

内閣府の12年度調査では自宅や老人ホーム、いわゆる生活の場で最期を迎えたい人が6割を超える。自宅などで最期を迎えるには、病気のとき緊急対応を行う在宅療養支援診療所(在支診)がどの程度あるかで大きく変わる。2014年に自宅で死亡した人が12,8%、老人ホームが5,8%で、8割を超える人が病院で亡くなっている。残りの約80%が病院だ。

 

病院頼みから脱却と暮らしの場で看取る体制作りは、一部を除き十分でないのが現実だ。支援体制の整わない現実を妻にこぼすと、「他にも家族の問題があるのでは…」と話す。病気の老人一人では在宅で最後は悲惨な話。子世代も自分の暮らしが精いっぱいで、親の世話まで手がまわらないのが現実だ。以前は医師の往診は当たり前だった。それに3世代同居だ。

 

わが家でも祖父母とも自宅から旅立った。故郷では診療所が一つ、区域外の医師が出張所を設け対応していた。いまとは時代も異なり食生活も質素でよく働き、その分だけ最後まで元気だった。集落の老人たちもみな同じ、終戦直後には9家族で72人が暮らしいた。40年代に入ると高度成長期で若者はゼロ。現在では隣の集落と共に建物の残骸のみで消滅した。

 

横須賀市では約20年前から医師会が中心となり、看護師や介護職員らも参加出来る勉強会を開き、医療と介護の連携を進めてきた。注意点をまとめた「よこすかエチケット集」を作成。市民向けには最後まで自宅で暮らすためのガイドブック作り、配布している。開業医らが地域ごとに協力し、夜間や休日にも緊急対応が出来る体制を作った。わが町は???

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