平成29年6月10日(№7360) 超高齢化社会が変わる

超高齢化社会が変わる

65歳の熟年者を「高齢者」とは呼びにくい社会になった。高齢者が増えただけではなく、元気いっぱいに地域で活動しているからだ。ニッセイ基礎研究所の前川さんは、「日本人の平均寿命は20世後半で30歳ほど年齢が伸びた。65歳の人を高齢者と呼ぶには違和感を覚えるのも無理はない」と語る。日本老年学会は74歳までを「准高齢者」とし見直すとした。

 

かつての寿命は70歳そこそこだったが、今や「人生100年時代」に突入した。これからは人生のマネージメント能力が問われる。行き場所がない、会いたい人がいない、やることがない、などの「ないない症候群」に陥ってはならない。データを見れば男女とも75歳が自立度低下のターニングポイントになっている。できるだけ「要介護状態」にならない…。

 

意欲があれば世の中の役に立つ仕事はたくさんある。中にはお金にならないこともあるが生き甲斐にはなる。いきいきと働くシニアが増えれば医療保険への負荷が軽減されるし、仕事で得た対価は褒美感覚で使いやすいから消費拡大にも貢献する。高齢者の健康・雇用問題は財政面ともリンクしており、高齢者市場を盛り上げることは経済の起爆剤になるだろう。

 

働く⇒学ぶ⇒楽しむ⇒休む、のサイクルは人生を豊かにしてくれる。問題はそういう高齢者の現場をどのように設えるかだ。2050年には100歳以上が70万人ともいわれる。今の内から設えを整える必要がありはしないか。わが社では熟年者の学びの場を設け、月間100人以上の人が勉強している。こうした動きが全国に広がれば、高齢化社会は見違える。

 

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