平成29年6月11日(№7361) 平成の「地方創生」は?

平成の「地方創生」は?

昨夏の内閣改造で地方創生担当相になった山本幸三大臣は、就任直後の記者会見で「地方創生とは地方の平均所得を上げる事だと定義して、そういう方向をどうしたら出来るかということを考え、すぐに実践に移したいと考えております」と、のたまわった。出来もしないことを言うから何もできない。政府の「まち、ひと、しごと創生本部」の基本目標も外れ。

 

①地方にしごとをつくり、安心して働けるようにする。②地方へ新しいひとの流れをつくる。③若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる。④時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携する。大物の石破前大臣は、「地方創生が失敗したら、この国が終わるという危機感がある」と緊張感をもって述べた。何もしなかった。

 

昭和の「地方の時代」から40年の時を超えたが、いずれも住民不在が何も実らせなかった。地方創生に本気で取り組むならば、「地域課題を学校で学ぶ機会を増やし、地域の若者が起業できる環境整備をする事だ。上意下達の慣習など撃破する事だ。もっと地域の自主性を支援する態勢が必要だろう。子供たちの「親子農業体験塾」を12年活動したが知らぬ顔。

 

公園の清掃活動、通学路の整備活動を20年続けているが、役所も住民も知らん顔。勿論市会議員、県会議員などは地域活動に見向きもしない。少し手を助ければ大きな運動に変化する。そこから地方創生の芽生えもある。役所も政治家も、住民たちもみんな知らぬ顔、そんな世に「地方創生」の政治など生まれる筈はない。やがて地方は少しずつ消えていく。

お問い合わせ

リフォームや不動産などのお問い合わせやお見積りに関して、小さなことでもご相談をお受けいたします。
Cafeふぉーらむこども食堂コケリウム、イベント参加のお申込みなど、なんでもお気軽にお問合せください。

LINEでかんたん!
お問い合わせ&ご連絡!
マルコシLINE公式アカウントからなんでもお気軽に
お問い合わせ&ご連絡をいただけます!
【無料】LINEで
お問い合わせはこちら