平成29年9月14日(№7416) ビジネスの改善
投稿日:2017.09.14
ビジネスの改善
北朝鮮の抗いのせいでもあるまいが、地方の経済は縮小傾向にある。このまま放置しておくとビジネスは大変なことになる。書店に行くと無駄取りや5S改善など現場改善に関する書籍は溢れているが、開発業務改革・改善に関する書籍は少ない。最近はCADが普及したため、プランナーが何をしているか外から見えなくなってしまった。見える方がいい。
図面などドラフター時代は誰でも見えていたため、先輩や上司から様々なアドバイスをしてくれていたが、今では孤軍奮闘しているプランナーが増えてきた。あらためて開発現場の四大問題について考えたい。①止まらない品質トラブルの発生。②経営習慣病による危機感の欠如。③QD最優先、C無関心。④慢性的な高負荷状態。これらをどう考えれば…。
商品のコストダウンに努めなければならないのに現実は、残業や休日出勤に明け暮れている。なぜならやるべきことが多いからだ。③のQD優先、C無関心について考えたい。QCD(品質、コスト、納期)は経営の三要素であるが、品質、納期は重視するものの、コストに関しては無関心である。自分の財布は気にするが、会社の財布には全くの無関心である。
対処の方法はいろいろあるが、具体的にどうするかは改めて論じたい。いずれにしても当面はコストを下げねばならないが、どうやって下げるかが課題である。質を落としては商売にならない。愛想を悪くしては相手にしてもらえない。やはり人間の質の問題が大きい。どうやって商売の質を高めるか、たくさんの課題を乗り越えてこそ、新しい道が拓けてくる。