平成29年10月8日(№7440) 苦手意識を捨てる

苦手意識を捨てる

文章を書くのが苦手だと思う人は多い。小説などと違い文才など求められていないのがビジネス文書である。ビジネスで用いられる文書で伝えるのは、「文章そのものの魅力」ではなく「読む人の役に立つ内容」を分かりやすく伝えればいい。それで十分なのだ。見積書は計算表を口頭で説明しているが、これに分かりやすい文章をつけたらスムースに進むのでは…

 

私もリフォームの営業を長くしてきたが、文章を付けたことはなく大抵口先だけで済ませていた。いま考えれば随分不親切な行為だったと反省している。丁寧に文書を付けて説明すれば、聞き落としていたところも容易に思い出せるのではないか。家族に話すにしても伝えやすい。何度も同じ説明をするよりも合理的で早い。思いが伝わりやすい。決定が早い。

 

「文章が苦手。書いている時間が辛い」「最初の一行を書きだすまでに時間がかかる」「文章がうまく伝わらない」「レポートは文字が埋まらなくて苦痛だ」などと愚痴ってはいないか。まず頭に浮かべるべきは、「読者」と「目的」。誰に読んでもらうか、その文章が達成すべき「真の目的」は何か。何よりも「独自の事実」、「エピソード」、「数字」。それを集める。

 

見積書に付ける場合は、「設計の意図」、「あなたのプラスになることの列記」、「分かりやすい計算式と数字」。ここまで出来てにっこりすれば大抵決まりだ。相手の疑問を落としてはならない。文章は相手に分かりやすく書く。難しい漢字も不要だ。但し文書を書く練習は要る。会議の企画書も口先だけではなく、誰にでも理解できるような分かりやすい文書で披露。

第七回東日本大震災チャリティーイベントへご来場いただきありがとうございました

平成29年10月

今回もチャリティー開催

あの未曾有の大参事から早くも七年が経過しています。それでもなお仮設住宅に暮らす被災者の方や汚染の関係でいまだ故郷に帰れない方々も多くいらっしゃいます。

私たちは遠く離れてはいますが何かお役に立てないかと始めたチャリティーイベント。毎回、ご来場のお客様のチケット購入によるご厚意、協賛してくださった方々の品々をバザー形式で販売し、合わせて義援金として被災地へ届けさせていただいています。 

 

 

 

当初は日本赤十字社へお届けしておりましたが受付終了を迎え、その後私たちと関係の深い「日本を美しくるす会」へお届けし、被災地への清掃ボランティア移動費としてお使いいただきました。

災害から七年を経て「日本を美しくする会」も受付終了となり、さてさてどこに皆さまのご厚意をお届けすればお役にたてるものかと思案しておりましたら、かねてから交流のあった福島県いわき市の志賀塗装さんが弊社相談役のお見舞いにわざわざ来広くださいました。これは現地の声を聞かせていただく大チャンス! どこにお届けすれば皆様のご厚意が一番役に立つのか教えていただきました。

 

 

すると、すぐに「NPO法人ふくしま震災孤児・遺児をみまもる会」が良いとの教え。やはり現地の生きの声は重要です。早速資料をお送りいただき確認したところ、子供たちの成長に主眼を置いて活動をしておられるようです。HPを詳しく見ていくと、立ち上げ当初に広島のスター吉川晃司さんもコンサート収益を贈っておられる様子。ちなみに吉川さんは体育館ひとつ建てられたとか…。これは間違いない、きっと子供たちの役に立ててくれるはずと勝手に確信しています。皆さまのご厚意はしっかりと義援金としてお届けさせていただきます。

 

 

いつまでやるのかチャリティー

義援金のお送り先もなくなり、復興も本当に少しずつではありますが進んでいます。義援金の受付終了はその証なのでしょう。思えば地震発生一ヶ月後、被災地へ救援物資を持って行ったとき、惨状を目の当たりにし復興支援をし続けなければと心に決めました。そして第七回まで皆様のご厚意に支えられ続けてくることができましたが、「東日本大震災復興支援チャリティーイベント」もここでいったん区切りを付けさせていただこうと思います。来年からは私たちにできることを思案中です。是非、皆様のご意見をお伺いしたいです。

平成29年10月7日(№7439) 投手・四番

投手・四番

日本ハムは二年連続の日本一にはなれなかったが、シーズン最終戦で見事な演出を見せた。大谷翔平投手の四番&先発投手の見事な締め括りだ。今季終了後にはポスティングシステムを利用して米大リーグへ挑戦する意欲を固めているが、そうすればこの日が日本での最後の試合となる。しかも入団五年目で自身初の「4番・投手」での先発出場。最後の先発出場。

 

成績はオリックスを相手に2安打、10三振を奪う力投で今季初完封。更に打者としては4回に中前打を放ち、満員のスタンドを沸かせた。球速165㎞のホームランバッターは大リーグでどんな活躍を見せるか。大リーグへの移籍が惜しいような気もするが、やはり才能のある若者は世界一の檜舞台で輝いてほしい。折角の才能を花開かせ、世界一になるべきだ。

 

それにしても栗山監督の選手を見る目は鋭い。春に足を故障したのを大切に養生しながら、最終戦に花を開かせた。ここまでの辛抱は凡人にはできない。アメリカでも優れた指導者に恵まれればいいが、果たしてどうだろうか。選手としての環境がガラリと変わる。折角の才能だから無理をしては宝の持ち腐れになる。大切に育てつつ世界一の選手にして欲しい。

 

来年の大リーグは日本の投手陣で賑やかだ。新人の大谷翔平が加わり、ダルビッシュ、前田、田中、故障が癒えれば岩隈とニュースを毎日のように飾る。残念ながら打者はイチロー以外いないが、年齢が45歳だけにどうなるか。本人の希望通り50歳まで花を咲かせてほしい。大谷が1枚加わるだけで海外のプロ野球ニュースが、一段と華やかに伝わるだろう。

平成29年10月6日(№7438) 若者が欲しいが…

若者が欲しいが…

わが家の孫が内定式で10月2日、大阪へ行った。大企業では10月に入り続々と内定式を行っている。人手不足の折から数社から内定を貰い、律儀に数をこなしている若者もいるらしい。大企業には益々人が集まり、零細企業から去っていく。新しく希望する者は少ない。今どきの若者気質なのか。就職すれば家には帰らない。寂しいがそれが現実だろう。

 

わが社でも今年2名の新卒が入社した。期待していたが一人は2週間、一人は4月のうちに退社した。扱い方に問題があるのか、まだ研修中だから研修に問題があったのか、堪え性がないというのか。退社時には母親が同伴したが、働く気がないものはどうしようもない。母親が「何とかもう少し…」と頼んでも、本人にその気がないとどうしようもない。

 

来季の入社見込みも全くない。高齢者も労働力としては役に立つが、会社を背負うところまではいかない。今の若者は与えられることに馴れている。自ら手を伸ばして獲得するよりも、与えられることになれている。真面目で意欲も決して低くはないが、あえて挑戦する果敢さは持ち合わせていない。若手をどうするというより、入社してくれることが先決だ。

 

若者がいなくても構わない会社にするか、それも一つの手だが未来が見通せない。中途採用もさっぱりだが、それでもある方がいい。多少世の中が不景気になってもいいから、人手が余る世の中になればいいと思うが、それは手前味噌に尽きる。仕事のやり方を変え、評判を良くし、若者が求める会社にするしかない。いい会社にすればいいがどうすれば…。

平成29年10月5日(№7437) 混沌とする政界

混沌とする政界

5日もすれば政権選択の選挙がスタートする。民進党は党勢低迷、離党ドミノで先行きが見えなくなった。新しく立ち上げた希望の党は、候補者不足、地方組織なし、選挙資金不足で一緒になるどちらの党もないないづくし。希望の党は混ぜ込んで過半数の候補を立てるようだが、小池党首は知事職に専念するというから総理指名には誰の名前を書くのだろうか

 

選挙には当選しなければ何もできないが、党綱領はさっぱり態を為さない。「情報公開」「しがらみ政治からの脱却」「税金の有効活用の徹底」などを掲げて開会句職を出しているが、具体的な政策には言及がない。衆院選公約も「中身のあるものを作っているが、まだ集約し切れていなので来週間まで待って欲しい」と細野元環境相。果して選挙に間に合うのか。

 

政策の調整は自民党出身の若狭勝氏が取りまとめているようだが、何といっても議員歴が浅い。果たして国民が納得できるものが出来るのか、はなはだ心もとない。憲法はどうするのか、原発ゼロの年限はどうするのか、政権との対立軸をどうするのか、細部の詰めは間に合いそうにない。構成要員も左から右までばらばらだ。果して真面な政治が出来るのか。

 

今の状況を見ていると「選挙のための野合」に見えて仕方がないが、国民はそれほどアホではない。自民党対希望の党、立憲民主党、共産党、民進党の残党と複雑になる。折角政権を取った民主党をここまで落とした菅、野田、蓮舫や幹部の責任は大きい。余程の好転材料が出ない限り、折角の小池さんも潰れてしまう。しばらくの間は自民党に託すしかない。

平成29年10月4日(№7436) 近江商人・商売の心得十訓

近江商人・商売の心得十訓

大阪でコンサルタント業を営んでいる「AMI」の栩野さんとは、船井総研の経営コンサルタント養成学校の一期生として20年を超えるお付き合いがある。お眼にかかる機会は滅多にないが、毎週「AMIニュース」がメールで届けられる。私も週一回「デイリーメッセージ」を1週間分届ける。日曜日の朝FAXするのだが、必ずその日のうちに感想が届く。

 

先週は「近江商人・商売の心得10訓」が届いた。解説までは行き届かないが感銘を受けたので箇条書きだけ届けたい。

 ①商売は世の為人の為に奉仕して利益はその当然の報酬なり

 ②店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何。

 ③売る前の世辞よりも売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる。

 ④資金の少なきを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし。

 ⑤無理に売るな、客の好むものを売るな、客のためになるものを売れ。

 ⑥良きものを売るは前なり。良き品を広告して多く売るは更に善なり。

 ⑦紙一枚でも景品はお客様を喜ばせる。付けてあげる物がないときは笑顔を景品にせよ。

 ⑧正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くする位が落ちだ。

 ⑨今日の損益を常に考えよ。今日の損益をあきらかにしないでは寝付かぬ習慣にせよ。

 ⑩商売に好不況はない。いずれにしても儲けねばならぬ。

平成29年10月3日(№7435) 「ややややや」の大相撲

「ややややや」の大相撲

大相撲は思いがけず豪栄道が平幕に敗れ、優勝には遠かった日馬富士が同点決勝を制して優勝した。毎日の新聞の星取表は上から五人の横綱大関が「ややややや」。見慣れたが何とも違和感があった。ところが相撲は面白かった。お目当てたちはみんな休んだが、若手が張り切って奇跡を呼んだ。豪栄道はあんなもの。強弱がはっきりしていて安定感がない。

 

日馬富士は序盤に三連敗し、阿武咲との負けっぷりは相撲史に残るほど見事だった。それにしても豪栄道の負けに付けこんで本割で圧倒し、決定戦では相手に相撲を取らせなかったのは見事だった。11勝4敗とはみっともない数字であるが、それでも優勝に間違いない。日馬富士は一人横綱で満身創痍であったのによく頑張った。優勝杯は横綱がよく似合う。

 

異常事態の秋場所を支えたのは若手力士だ。チケットが完売で満員札止めの幕は下がっていたが、特に2階席は空席が多かった。勝ち星こそ目立った力士はいなかったが、21歳の阿武咲、貴景勝の両力士とも金星を挙げた。物おじしない態度は強くなることを予感させる。来年の秋場所はどうなっているか楽しみだ。もしかしたら22歳の大関になっているかも。

 

新入幕の朝の山は13日目まで優勝の可能性を残し、健闘した。正統派で体型が良く相撲取りの見本のようだ。入門から10場所連続勝ち越し中でどこまで走るか。御嶽海も外連味のない相撲でよく勝ち越した。素材がいいだけに期待が持てる。稀勢の里が三役に復活する。もう一度大関に返り咲いて欲しいものだ。でも横綱・大関にはしっかりして貰いたい。

平成29年10月2日(№7434) 不可思議な民進党の身売り

不可思議な民進党の身売り

前原民進党代表は9月1日に就任し、25日には解党した。代表戦に立候補したときその作戦があったのかどうか分からないが、おそらく小池都知事が「希望の党」を結成したのが動機だろう。役立たずの民進党がなくなるのは構わないが、名前だけの党に野党第1党が身売りするのも可笑しな話である。単に人気だけに乗るのでは支持する有権者はたまらない。

 

前原代表は民進党の候補者全員が、希望の党に公認されると言っていたが小池代表は「排除あり」という。公認者には条件を出し、条件に合わないものは排除するという。それでは民進党のリベラルは納得しないだろう。告示まで時間は少ないがすんなり収まりそうにない。民進党は綱領もあり、候補者も地方組織も潤沢な150億円の政治資金も持っている。

 

希望の党は一次公認を内定したが、民進党の名簿からは1名も入っていない。それどころか対抗馬が入っている。少なくとも30名は排除されるという。そうすれば民進党を残せ、新党を作れという動きも出て来る。新党なら参院議員に作って貰わねば、もはや衆院議員は職を失っている。これからの10日間、どんなドラマが展開されるか、予想もつかない。

 

小池さんは都知事を辞めるのか、東京五輪まで3年を切ったいま知事の座を投げ出せば「小池人気」は失墜、知事に留まれば希望の党の爆発的人気は得られない。この判断が選挙の結果を大きく左右する。綱領や政策の協議をしないままで新しい党が生まれる。結局は国民が損をする。人気だけで日本の政治が生まれ変わるのか。安倍さんはしっかりして欲しい。

平成29年10月1日(№7433) トイレ掃除でお金に困らなくなる

トイレ掃除でお金に困らなくなる

月日の流れるのは早いもので、今年も残りが3月足らずになった。90日すれば新しい年を迎える。人生の残りが少なくなれば、何かやり残しはないかと案ずるが思い当たることもない。小林正観は生き方の研究をたくさんしておられるが、その中の一つに「トイレ掃除をするとお金に困らなくなる」という教えがある。ほんとうかと眉唾を引くような思いがする。

 

トイレ掃除は平成8年、鍵山秀三郎さんとご縁があって続けている。黙々と便器に向かって手を動かしておられる姿に感動したからだ。病気をしたときは無理だが、健康なときは約20年続けている。ブラジルでも上海でもバングラデシュでも精出した。町内の駅、周辺の公園、会社など毎日である。一日も休まず続けている。しかし懐が潤ったという記憶はない。

 

トイレ掃除をしてお金が入るかどうかどうか分からないが、少なくとも金策に走り回ったことはない。不遜な言い方かもしれないが、預金通帳をチェックすることはないし、銀行で頭を下げたこともない。お金が入ってくることとは違うかもしれないが、少なくともお金に困らなかったこと事実である。高齢になって給料は入らないが、勿体ないほど年金が入る。

 

会社では用を足した後、便器を磨くようにしている。一日に何度も機会がある。今では当たり前の習慣になっているが、最初は辛かったに違いない。何かを得ようとしてトイレ磨きをするのではない。黙々とトイレ磨きをすれば、何かが降ってくるのだろう。鍵山秀三郎さんは「見返りを求めず、他人のために尽くせ」と教えられた。これが正解のように思える。

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