平成24年3月10日(No5560)   弱者の身を切るだけ

弱者の身を切るだけ

民主党内閣は何も決められない、難しいことは先送りが当たり前になり、「身を切る」「不退転の決意」などは「言うだけ」になってしまった。政治の世界は手練手管が必要なのだろうが、国会の審議など見ていると空しくなる。公務員改革では高給取りを削減するのかと思っていたら、新規採用を40㌫減らすと行革実行本部は決定した。あれ?おかしいぞ?

 

「身を切る」とは自らのことではなかったのか。現役の公務員はぬくぬくとし将来ある学生たちに身を切らせるのは改革とは言えまい。現役の官僚が痛みを引き受けるのだとばかり思っていた。だから野田佳彦首相の「不退転の決意」に拍手を送った。公務員の年齢構成は逆ピラミッド型へスピードアップしていくが、行政の効率性はますます低下すると思う。

 

09年度の新規採用数が8,511人であったのに対し、13年度は5,100人となる。「焼け石に水」にもならない。官のリストラは給与水準の引き下げ、人員削減、天下りの禁止、年金格差の是正など、骨格の道筋など一つも見えない。2年間の7,8%の給与引き下げは単なる誤魔化し、国会議員の給与300万円カットでお茶を濁すなど笑い話にもならない。

 

国会議員の定数80減も数字が一人歩きしているが、700名もの国会議員がほんとうに必要なのか。2100万円の給与は妥当なのか。基本的な問題を論議しないと、小手先いじりに終始して解決にはならないだろう。「身を切る」とはどういうものなのか、「不退転の決意」とは何を指すのか、具体的に説明してほしい。とりあえず既得権者に血を流してもらいたい。

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