平成24年3月16日(No5566)   新入社員に期待

新入社員に期待

今年も就職氷河期が続いているという。就職希望者の30㌫近くは職を求めて奔走しているらしい。卒業生で見ると60㌫しか就職できていない。とは言いながら零細企業は相変わらず求人難である。会社を訪問してくれる若者はほとんどいない。求めているのだが希望者は出てこない。4月から2名の新卒女子が入社してくれる。若者がいないと活性化しない。

 

どう育てるか、育成担当としては頭の痛いところだ。若者気質を理解しているつもりだが、近年は定着率が極端に落ちている。以前は最低でも一年は頑張ってくれていたが、最近は半年も持たない。今の若者は勤勉で大人しいが、さっさといなくなる。実にあっさりしたものだ。甘やかして楽をさせれば続くかというとそうでもない。正直言ってよく分からない。

 

野田内閣は公務員の経費を削減するために、新規採用を一昨年比40㌫減らすという。岡田副総理は80㌫減らせと檄を飛ばしている。どうせなら大して仕事をしていない高給取りの窓際族を減らせばいい。若者には門戸を広げなければ、公務員の世界も活力を失う。全体を減らしたいなら、定年延長などしなければいい。票田である官公労が怖いのか。

 

野田佳彦首相はかつて野党時代に「血税に群がる天下り役人のシロアリを退治せよ」と言った。それができる権力を握ったのだから、いまこそシロアリを退治する絶好のチャンスだ。希望に燃える若者の門戸を閉ざしてはならない。人員構成を逆ピラミッド型にすると、将来に禍根を残すことになる。若者は職場にいるだけで価値を生む。期待しているのだが…。

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