平成24年7月15日(No5687)    政治の仕組みが変わる①

政治の仕組みが変わる①

民主党を離党した小沢一郎・元民主党代表を党首として、新党「国民の生活が第一」が誕生した。3年前政権交代を果たした民主党のキャッチフレーズをそのまま党名にした。民主党は抗議するかと思いきや、新しいキャッチフレーズを考えるという。何とも軽い。四面楚歌の小沢新党(便宜上の呼び名)だが、国家や国民のための政治は期待できそうにない。

 

だが政局の台風の目として不気味な存在だ。選挙地盤の弱い、あるいはない一年生が多いが、戦い方によっては民主党の未熟な選挙戦略など蹴飛ばすかもしれない。それにしても新党49名はすごい。民主党、自民党に続く堂々たる第三の政党である。古希を迎えた小沢氏に未来はないが、当面の政局に大波乱を巻き起こす底力は十分に持っている。

 

今の民主党を率いている野田佳彦、岡田克也、前原誠司各氏が束になっても勝てないだろう。まして民主党は綱領を持たない寄り合い所帯、選挙互助会だけに求心力はない。鳩山由紀夫氏だって公認されないのなら、未練もなくさっさと飛び出し新党を作る。いずれにしても選挙になれば、空中分解すること間違いない。そこから国民の為の新しい政治が誕生する。

 

その功績は小沢一郎が25年前、高らかに掲げた「政治改革大綱」に帰する。賛否は各論あるところだが、紆余曲折を経ながら自民党の利益誘導政治の悪弊を取り除いた。権力者としてのリーダーシップが発揮できる環境を整えるためである。小選挙区制度を採用し、二大政党の政権交代の仕組みを作った。実現してはいないが政策本位の議会を目指した。(続)

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