平成24年7月16日(No5688)    政治の仕組みが変わる②

政治の仕組みが変わる②

現在の民主党は未熟過ぎて小沢氏が提唱した政治改革の実りを手中にしていないが、自民党時代の派閥や族議員はいない。役立たずの大臣たちだが、当選回数に関係なく一応能力主義を採用している。時にはおかしな実力者の押し込みはあるが、少なくとも〇回当選しなければ大審になれないとした自民党時代とは違う。候補者の選定も公募制度などが定着した。

 

悪評高いマニフェストだが、少なくとも表面上は政策を掲げて選挙を戦うようになった。とかく地盤、看板、カバンが当選の三大条件だったが、能力が高い魅力的な候補が世襲候補を凌駕するようになった。政策本位の選挙戦が主流になったため、利益誘導や顔だけの組織などは役に立たなくなった。当選回数至上主義も事実上崩壊した。

 

民主党は未熟ゆえに数々の失政を重ね、次の選挙ではその罪を問われるに違いない。さりとて政権がすんなり自民党帰りをするとも思えないが、選挙で政権を交代させるルールができ、有権者の一票は格段に重くなった。もはやよほど善政を続けなければ長期政権は望めなくなった。政治はかつてない緊張感を持って「国民が第一の生活」目指す事が求められる。

 

民主党はせっかく政権交代を果たしたものの、政治的未熟を露呈して小沢氏の功績を灰燼に帰させたが、いたるところで小沢改革は芽吹いている。表面上の政局ばかりに目を奪われていると、日本の政治が本質的に変わりつつあるさまを見過ごしてしまう。一度、小沢氏に総理大臣をして欲しかったが、彼は汚れすぎており、過去の人でしかない。もはや政治の表舞台から姿を消す運命にある。しかし、功績は称えたい。

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