平成24年7月4日(No5676)   続・紡ぎ直そう 地域の絆

続・紡ぎ直そう 地域の絆

討論には弁護士の住田裕子氏、広島県立大学教授の間野博氏、ひろしまジン大学学長の平尾順平氏、県社協事務局次長の新谷恭規氏、それに中国新聞総合編集部長の北村浩司氏の司会で進められた。問い掛けは、①みなさんの活動、②住民同士のつながりはどう作るか、③つながりの再構築に向け、住民それぞれが考えるべきことは何? の3点がピックアップ。

 

「高齢化が進む団地にも人材はいるし、地域の魅力もある。そんな潜在的な可能性を形にしたい。これからさらに高齢化が進む。チャレンジ精神を大切にし、地域でやりたいことをまず家族で話し合ってほしい」。このあたりが締め括りのようだが、まとめた記者が拙劣なのか、討論の内容が薄っぺらなのか、具体的な提言など何も伝わってこない。

 

地域の人材は何処にいるのか、どうやって探せばいいのか、どんな手段で引っ張り出せばいいのか。地域の魅力はどうやって確かめたらいいのか。潜在的な可能性とは具体的に何を指すのか。それが分かったとしてどうやって形にすればいいのか。やりたいことを家族で話せとはどういう意味なのか。テーマの「紡ぎ直そう、地域の絆」の本旨がどこにもない。

 

地域の現場で汗を流している人たちではないから、まあこんなものだろう。期待するほうが間違っていたのかもしれない。それにしても前宣伝がよかったから、妻に掲載紙を捨てないように依頼していた。確かに大切なテーマであることは間違いない。しかし、抽象的な言いっ放しは無責任だろう。「唱道の人多けれど、行道の人少なし」と道元禅師も嘆かれていたが、ときは移れど「言うだけ番長」が蔓延る世の中は同じか。

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