平成26年5月14日(No6355) 「道徳議連」が発足
投稿日:2014.05.14
「道徳議連」が発足
竹の子学園では短時間ではあるが『論語講座』を塾生の親子対象に開いている。テキストは備前の閑谷学校が発行している『あいうえお論語』。毎回五つの章句を開設し、11月まで続ける。講師はサポーターの代表でもあり、生涯学習の常任講師を務めている入川実さん。笑顔いっぱいの人柄も子どもたちに受け入れられている。一瞬でも姿勢を正す効果がある。
竹の子学園はよくあるレクリェーションをメインにした農業体験ではない。しつけの良くない塾生には少し厳しいかもしれないが、金本委員が朝礼台に上がって『きおつけ』の指導も行っている。子どもたちは素直だから、すぐ従ってくれる。習慣になるまで続けたい。会社の掃除朝礼にも取り入れたら、バスの乗客が見てもよい会社だと評価を受けるに違いない。
竹の子学園の一連のカリキュラムは子どもの人格形成を目的にしているが、おりしも国会で「人格教育向上議員連盟(道徳議連)が発足することになった。目的は教育勅語を参考にして教育の在り方を根本から見つめ直し、道徳の教科化の後押しをする狙いがある。とかくこうした議連は形骸化しがちだが、発起人に中田宏衆議院議員の名前があり期待が持てる。
道徳の授業が小中学校の正式な教科になれば、学校教育の姿も少しは良くなると期待できる。子どものときは知識の詰め込みよりも、人格、教養を高めていくべきだ」いう主張には賛成だが、果たして教員や親の理解が得られるか、その努力に期待したい。特に中田議員は子どもの教育に強い信念を持っており、私生活でもきちんと実践中。言行一致に敬意。
子どもの教育は出来たとしても「親のモラル低下は大きな課題」。『論語講座』の親子参加は、その課題解決も狙っている。