木原伸雄のちょっとと～く

幸運に恵まれる

未明まで降り続いた雨は夜明けとともに止んだ。恒例の公園清掃のときはすっかり天気が回復していた。天気予報は外れてしまったが、これほどの幸運はない。年に一度のお客様に感謝する日、足元は悪くない方がいい。公園掃除を終え会場周辺の清掃を行う。準備万端整い残るは運営次第。協力してくれる業者も予定通り集結。何となく気分が盛り上がる。

時間通り朝礼を行いそれぞれの持ち場で待機する。イベントが盛り沢山だが全員がやる気満々、社長の挨拶、金本委員長の運営細部の確認、それぞれ行き届いていた。運営の細部にはノータッチだが、心配事は何一つない。忙しい仕事の合間を利用しながらよくもここまで準備できたと、社員の能力に感銘を受ける。来場の一番はいつも早めの宮川さん。開場前。

お出迎え、お見送り、歩道の清掃、写真係を担当した。上へ下へと大忙しだったが、多彩なプログラムが自主的に運営されていた。段取り、打ち合わせが良かったというよりも、ひとり一人のやる気が優っていた。だから隅々まで行き届く。社員が担当する各階のセミナーは、同時刻開催なのに1～4階までの各会場は超満員。特に動員、サクラも不必要だった。

来場者は165名、他社のイベントと比較すれば特上の出来だが、我が社としては並みの成績。これ以上の参加者になればもてなしに齟齬をきたす。ガレージと共に６フロアーのイベントだが、いずれも満員、もしくは超満員。セミナーの講師を務める社員は場馴れというよりも、新鮮さ、真剣さで魅力に溢れる。まずはイベントとしては大成功の部類に入る。

問題はこれからだ。この賑わいを実需に結びつけるにはフォローのきめ細やかさが必要。イベント疲れに陥らないように。