平成28年7月19日(№7054) 都知事選・鳥越俊太郎

都知事選・鳥越俊太郎

鳥越俊太郎さんは東京都知事選告示日の7月14日の3日前、立候補の意思を表明した。唐突ではあったが、民進、共産、社民、生活の4党連合が支持することになった。10日には民進党の東京都連が元官僚の古賀茂明さんの名前が消えた。実務能力よりも好感度を優先したようだ。鳥越さんは正直者だが都知事の激務をこなすには齢を取り過ぎている。

 

記者会見は緊張感も悲壮感もない極めてリラックスの雰囲気で始まった。鳥越さんは日頃の柔らかい雰囲気を重大な場面に滲ませた。「崖から飛び降りる」よりも「スカイツリーから」よりも、プロの会見テクニックと見た。立候補の動機に参院選の改憲勢力を持ち出したが、都政には持ち出さないと話した。「都民のお金」と「少子高齢化問題」を取り上げた。

 

もう一人の古賀さんのことには触れなかった。「私からはこれくらいにして質問を受ける」といったん切った。ハプニングなのか、それとも演出なのか、古賀さんが突如として現われ、鳥越さんと握手してエールのあいさつをした。古賀問題に疑念を持っていた記者たちの気持ちから古賀問題を問われることはなかった。憲法問題は発信しないときっぱり断言した。

 

「知ったかぶり」や「言い逃れ」が墓穴を掘ることは、自身のジャーナリストの感性からよく心得ている。五輪については「昨日立候補を決意したばかりだから、予算のチェックはしていないし、知らない」。「東京一極集中解消の処方箋はない」。「がんのことを心配されるが、今が一番健康だ」と胸を張る。こんなに簡単に都知事の席に座れるのか? ? ? ?

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