平成29年6月3日(№7353) 正々堂々の大関・高安

正々堂々の大関・高安

5月31日午前、日本相撲協会は両国国技館で臨時理事会を開き、関取高安(田子ノ浦)の大関昇進を満場一致で決めた。理事会終了後、八角理事長が報道陣に対応。「相撲もさることながら私生活でも力士の手本となって欲しい。日頃の稽古の積み重ねがあってこその馬力。その馬力を維持するには稽古しかない。倍やる気持ちで上がって欲しい」と期待と注文。

 

八角理事長は名横綱・千代の富士に鍛えられた弟弟子、コメントに高安の昇進には兄弟子の稀勢の里の努力が、重なって見えるような柔らかい表情があった。高安は15歳で入門し、何度も逃げ出しながら12年掛かって大関の地位をものにした。最近は大学卒の力士が多く、中卒で芽を出す力士は少ない。子どもたちに夢と希望を与える、極めて稀な存在になる。

 

高安は伝達式で「大関の名に恥じぬよう正々堂々精進します」と決意表明した。兄弟子の横綱稀勢の里と同様のシンプルなあいさつだった。直後に「ひるおび!」に生出演したが、穏やかな表情で「名古屋場所では優勝を目指す」と意気込んだ。勝負以外の素顔を初めて見たが、初々しい和らいだ顔に感激した。名古屋場所では横綱4人、大関3人の豪華さである。

 

稀勢の里の負傷の完治は不明だが、名古屋場所で高安に掛かる期待は大きい。何よりも30歳台の3人の横綱に負けないこと。稀勢の里と優勝を争う場所になれば盛り上がる。モンゴル勢も意地を見せるだろうから、勝負への期待はこれまでよりも大きい。やがて御嶽海、正代などが大関に挑戦する時代になり、日本大相撲は万々歳となる。負けるな、大関高安!

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