平成29年12月5日(№7498) 銀行のリストラが招くもの

銀行のリストラが招くもの

みずほが1万9000人の人員削減、三菱UFJが9500人、三井住友が4000人相当の業務量削減というニュースが流れたが、銀行不要の時代がやってきたというのではないが、人工知能が人間の仕事を奪いつつあるのではないか。人材不足で零細企業が苦しんでいる最中のびっくりニュースだ。内定自体が雇用の筋道をゆがめているが、今後どうなるのか。

 

ある銀行頭取は、「伝統的な商業銀行モデルは、もはや構造不況化している。非連続的な変革が必要だ」と話している。日銀のマイナス金利政策は、貸出金利の低下を伴い収益を大きく落としている。このままいけば業務の効率化やリストラは避けられない。もしかしたら希望退職の募集にまで進むかもしれない。AIによる銀行業務の大きな変化も見逃せない。

 

銀行の変化は大企業や中堅企業にまで影響を及ぼし、合理性の追求による「生産性革命」の序章かもしれない。そうなると新卒や転職といった雇用市場も一気に変わる可能性もある。足元の雇用情勢は売り手市場の有利な状況にあるが、これがいつまでも続くかは不透明。だからといって只今ということではない。しかし、そうした予見は持つべきだろう。

 

どのような人材が活躍できるのか。もしかしたら現在では見捨てられている世界に、新しい世界が開けるのではないか。農業技術者や料理人、それに建築関係の職人などデジタルの影響を受けにくい世界が、これからはもてはやされそうだ。職人のようなリアルな世界でスペシャリストを目指す人が、もてはやされる時代がやってくる。もっと先のことだろうが。

第16回日浦中学校卒業記念トイレ磨き

 

パワフルなエース!金本和宏です。

 

 

12/1(金)、第16回卒業記念トイレ磨きのお手伝いで日浦中学校を訪問しました。

 

11月の落合小学校に続いて今年度2校目の卒業記念トイレ磨きです。

 

 

日浦中学校の凄い所は、生徒会が主催され、主要なトイレ磨きの道具を自分たちで管理し

 

代々受け継ぎながら大切に使われているという所です。

 

16年の継続の中でトイレ磨きが伝統になっているのは、本当に素晴らしいことだと思います。

 

16回目となる今年の卒業記念トイレ磨きは、48名の3年生とスタートです。

 

第1回目となる16年前は108名だった生徒も半分以下の人数となってしまいました。

 

 

しかし、元気は2倍以上!明るくトイレ磨きに取り組んでくれました。

 

 

 一所懸命にトイレを磨き一所懸命に掃除をする。

 

ひた向きな3年生の姿を見ていると、きれいな環境が人にも影響するのが実感できるようでした。

 

 

 素直できれいな心を持つ3年生の皆さんお疲れ様でした。

  

 

平成29年12月4日(№7497) 厳寒の卒業記念トイレ磨き

厳寒の卒業記念トイレ磨き

寒い2月よりも12月が冷水に耐えられるだろうと校長先生の親心で「卒業記念トイレ磨き」が変更された。今年はその親心が天気の神様に無視されて、12月1日は今年では一番寒い日になった。生徒たちの取り組みを心配したが、素手素足で果敢に取り組んできた。参加者した3年生は48名、団地の少子高齢化は、ここでも例外ではなく、やはり寂しい。

 

スタートは平成14年、当時は108名の3年生が在籍していたから、雰囲気がまるで変ってしまっている。今年は16年目、学校の雰囲気も現代風に変わってしまった。現代風というのはけじめが無くなったということ。教師のせいにする訳ではないが、どうしてこんなにのんびりするようになったんだと思う。暴力はいけないがもっと厳しくすればよいと思う。

 

教師も巡回して来るが手を後ろに組んでへらへらして、親しそうに下手なジョークを飛ばしている。学校は教師が転勤する度に子どもが変わる。教師のせいではない、まして子供らのせいでもない。世の中が変わったのだと思う。ざっと掃除はしたものの、感動で心を磨くなんて遠い話しだ。掃除、片づけを済ませ、保護者のご好意による豚汁パーティに出席。

 

寒かっただけに保護者の思いが、熱い豚汁と共に心に沁みる。私たちの班は一回の職員トイレを担当した。残念ながら日頃から清潔に心を配っているという雰囲気ではなかった。かつては月に一度くらいは訪問し、教師らとは心の交流があった。言いにくいことでも平気で言えた。現在では掃除のときだけ。教師との関係を改善しなければ、トイレ磨きの成果は出ない。

平成29年12月3日(№7496) スケジュールの調整で凌ぐ

スケジュールの調整で凌ぐ

求人戦線は益々厳しいようだ。この時期になっても来春の戦力は未確定だ。社長のスケジュールにも大学訪問がいろいろ入っているが、確たる成果はないらしい。どうすればよいか。仕事を減らす訳にはいかない。「働き方改革」などで就業時間は短縮する方向になっている。このままでいくと顧客に迷惑が掛かる。仕事の進め方を改革するように考えるべきだ。

 

先ずは今日どうするか。無駄な時間を作らないこと。それにはスケジュールの調整が必要だ。工事現場の運営も、営業の進め方も、アクシデントは起こりがちだから進め方がポイントになる。ミスを最小限にすること。社内共通のスケジュール表が出来ればいい。その項目で落としてならないのは誰との約束かを具体的にしておくこと。そうすればミスは減る。

 

共通のスケジュール表があれば、スマホでもタブレットでもパソコンでも確認できる。リマインド(注意喚起)の依頼はしっかりしておく。そうすれば誰かが応援してくれる。情報がないと再調整のやりようがない。予定を公開しておけば、社内の確認作業の手間を大きく減らす。人間はミスをする生き物だから「ダメだ!」と怒鳴ってもどうしようもない。

 

スケジュールは押さえても、資料の準備が足りなかったり、持って行くべきものを忘れて二度手間になっては手間が増えるばかりだ。注意を喚起されることによってミスに気付くこことは多い。さらに慎重を期せばBプランが必要かもしれない。人材が充足すればミスをしてもいいという事ではないが、顧客に損失を与えることは致命傷になる。厳しい時代だ。

平成29年12月2日(№7495) 美しく気高き富士の山

美しく気高き富士の山

新幹線の新富士駅で降車し北へ車で20分、のどかな風情のある田園風景がある。山裾にはわが友が奉仕している興徳寺がある。友の名は松永泰然。松永さんとは2000年に、「ブラジル・掃除に学ぶ会」へ鍵山秀三郎さんのお伴で参加したときご縁があった。サンパウロでリフォーム業を営んでおり、滞在した13日間面倒を見てもらった。以後、三度も訪伯。

 

2004年。事情があって故郷に戻り、興徳寺の住職になられた。不幸にして奥さんに先立たれ、その葬儀に参列したのが富士宮市柚野町とのご縁である。一年後の一周忌にも参列した。ブラジル掃除の会に参加した「掃除の友」は、北側から眺める富士の山の神秘さに魅了された。興徳寺の庭の大きな桜の向こうに富士が見える。桜の花を通して富士を見たい。

 

昨日松永さんから重い書籍が届いた。開封してみると豪華な写真集だった。タイトルは「富士を眺む里 柚野」。松永さんの小学校の同級生、高瀬幹雄さんの作品である。高瀬さんは写真家。長年撮り貯めた数万点の己の写真から、柚野に関わる120枚を厳選した労作である。富士の山は不思議な山である。観光化していない富士と自然が、一体になって絵を表す。

 

桜の季節に興徳寺からはなびらの向こうに富士の山を見たいと願っていた。思いは強いが今の身体で遠征は難しい。それだけに写真集のプレゼントは嬉しい。瞼のうらに焼き付いた柚野の景色が蘇る。段々畑と自転車の子どもと富士の山。田んぼに映る逆さ富士。霧に包まれる柚野の里の田園風景は、言葉に言い表せない自然がある。鍵山さんに見てもらいたい。

平成29年12月1日(№7494) メインバンクの高評価は誇り

メインバンクの高評価は誇り

メインバンクが金融業界で高い評価を受けていることは、光栄に思うし健全経営は何よりの安心だ。毎日新聞社が発行する経済週刊誌「エコノミスト」12/5号は信金・信組の凄さを特集している。その中でメインバンクの広島市信用組合の山本明弘理事長が、インタビューされている。全国の数ある信用組合の中からピックアップされたことを誇りに思う。

 

メガバンクはコストが掛かる支店経営の合理化に乗り出している。当然のことだが大幅な人員削減も、長期の計画ではあるが宣言している。ところが広島市信用組合では支店の得意先係を34支店の全てに1名ずつ増員し、得意先の訪問回数を増やしている。預金の獲得も融資の相談も、その得意先係の担当業務としている。事業者から見れば仕事の合理化になる。

 

インタビューでも明確にされているが、15期連続の増収、増益を成し遂げている。広島市の都市銀行や信用金庫が低利の金融で業務不振で喘いでいるが、融資だけに業務を特化したため業務の合理化が進んだ。現理事長とは入組以来50年の親交をいただいているが、他の金融機関との取引はない。業務は出来るだけ単純化した方が、問題があるとき悩みがない。

 

信用組合の「総資産業務純益率」の全国ランキングを見ると、広島市信用組合は全国第2位にランクされている。純益率を見ると1,12%、大阪協栄信組に次いでいる。総資産もベスト20のうち第2位である。宝くじ付きの定期預金も好調だし、全従業員と家族を招待する広島カープのスポンサードゲームも好評だ。給与、労働時間、女性の活用などトップランクだ。

平成29年11月30日(№7493) 明日から「師走」

明日から「師走」

月日の過ぎるのは早いもの。心筋梗塞で倒れ、安佐市民病院に救急搬送されて2年になる。2年前は80歳直前にもかかわらず、忙しく日本を掃除しながら回っていた。11/20は長野県へ、11/28は広島県呉市と島根県益田市へ。12月最初の土曜日は会社の忘年会。その翌日意識不明になった。妻や子供たちの世話になりながら、救急車で病院へ運ばれた。

 

心筋梗塞の治療中に肝臓ガンが見つかり、抗癌治療のために入院生活が長引いた。一昨年の12月、昨年の1月、4月、7月、8月、10月、今年の4月、8月、一昨日定期検診があり、12月13日から抗癌治療のため入院が決まった。先月は放射線治療のため15日間、通院した。病院に行く、待つ、治療を受ける、診察を受ける、これは予想以上に疲れた。

 

11月末の定期検診でカテーテルによる抗癌治療を受けることが決まった。3月から毎日執筆してインターネットに掲載している「デイリーメッセージ」を月刊とし、250名の畏友に届けることにした。レベルの低い読み物であるが、多くの方から感想が届けられている。肝臓ガンの治療中なのに~と労わられるが、入院治療中はまったく辛くない。普段と同じ。

 

どうせガンとは一生の付き合いだからいがみ合っても仕方がない、仲良くしようと心に決めて楽になった。「仲良くするとは気にしないことである」と達観した。少食になって体重は落ちたが、筋肉も落ちてしまった。辛いことはそれくらいで80歳にしては元気の部類。新年は自宅で過ごせるから、おせち、カニ、サケなど予約し、3代で楽しもうと企画している。

平成29年11月29日(№7492) 日馬富士引退へ 白鵬はどうする

日馬富士引退へ 白鵬はどうする

横綱・日馬富士関が現役引退を決意し、11月29日、日本相撲協会へ引退届を提出することになった。表の顔を見る限り惜しい気もするが、暴力をふるって貴の岩を傷つけたことは当然の事だろう。引退勧告をされるよりは自ら引退する道を選んだようだ。同時に相撲界の醜い部分もあからさまに晒し出された。マスコミ報道のいい加減さもあるが、真実は如何。

 

40回目の幕内優勝を遂げたもう一人の横綱・白鵬はどうなるか。11日目の無様な醜態に横綱審議会は、厳重注意とした。千秋楽の人も無げな振る舞いは、傲慢を通り越している。「協会の膿を出し、日馬富士、貴の岩を土俵に上げる」とは何様の積りでいるのか。己自身が膿ではないのか。横綱とは言え一力士に過ぎないプレーヤーが、責任者の振る舞いをする。

 

日馬富士の引退は当然のことながら、喧嘩の場に居合わせた白鵬の処し方は納得がいかない。喧嘩を止めもせず、目撃しても報告しない。無法の加担者ではないか。この後相撲界がどのように変革するか分からないが、少なくとも日馬富士に続いて白鵬も引退、騒動を抑えられなかった八角理事長も引責辞任。関係者はマスコミも重大な事態を軽く見すぎている。

 

張り差し、かち上げ、ダメ出しなどの醜い相撲を取り続けた横綱・白鵬をこれ以上のさばらせることは許されない。日本の相撲道と持ち上げはしないが、これ以上踏みつけられてはたまらない。思い切ってきれいにし、再出発することが望ましい。幸いに元気のいい若手が育ってきた。今回の暴力事件の処理をベースにし、まっとうな相撲界にして欲しいものだ。

平成29年11月28日(№7491) ワーストワンの松井一實・広島市長

ワーストワンの松井一實・広島市長

今年のノーベル平和賞に「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)が選ばれた。その授賞式にわが広島市の松井一實氏が招待され、市民を代表し授賞式を見届ける。被爆者も3名が出席し代表は講演を行う。まことに名誉なことであり喜ばしいことだが、日本政府はこのキャンペーンに不参加で署名活動には反対の立場を取っている。広島市民としては不納得。

 

そのこととは無関係かと思われるが、正論11月号に「全国知事・政令市長財政再建ランキングを元横浜市長・中田宏氏が執筆していた。中核都市の広島市はさほど貧乏とは思っていなかっただけに、気楽に読み進めてびっくり仰天。日本はこれ以上借金を増やせない程、多額の負債を抱え込んでいる。地方自治体も同じだ。選挙対策で借金を増やしてはならない。

 

国民は政府に給付の増額を求めながら、増税や社会保険料のの増額を拒んできた。政治家も増税を持ち出すと落選の憂き目に合うから、政府の財源不足は国債で補填してきた。それが今の借金1千億兆の正体である。それに地方債、厚生年金や国民年金の将来給付に掛かる積立不足を加えれば気が遠くなる。ややこしいところは別とし「将来負担比率」で見たい。

 

何とわが広島県のひどさは27位である。この程度は許すとしよう。政令指定都市・広島市はダントツのワーストワンである。広島市の集中豪雨災害のときは朝寝坊をして避難命令を遅らせ、多くの市民を犠牲にした。安佐市民病院の移転は市議会で否決されながら、既に動き始めている。借金に無関心で増やし続けるトップは悪代官そのもの。終わりにしたい。

平成29年11月27日(№7490) 消費トレンド

消費トレンド

最近の消費トレンドは「時間消費型」といわれる。インターネットでの買い物が普及し、SCや百貨店へは買い物の目的だけでは出掛けなくなった。私たちの若い頃は「買い物は八丁堀」と決まっており、福屋や天満屋、それに本通りが主役だった。ところが今ではSCが郊外に広がり、八丁堀は買い物の主役から転落して久しい。紙屋町に移りとうとう郊外へ。

 

中国新聞社の調査によると、主要10地区で支持率が上昇したのは3地区に留まった。第1位は府中地区のSCイオンモール広島府中周辺、何と言っても中国地区最大の98,000㎡に及ぶ巨大な店舗。全世代向けの店づくりが功を奏したようだ。上昇率第2位は、全世代向けのSCがある廿日市市役所周辺がゆめタウン廿日市を中心に、電車バス便などが後押し。

 

「八丁堀周辺」は支持率が前年の首位から3位に転落。19歳以下や40代で下げた。車での移動を好む40代などの子育て世代の利用に繋がっていない。広島市の老舗「福屋百貨店」も昨年よりは伸びたが、紙屋町そごうの半分でしかない。世代別で見ると、19歳以下の支持率トップ紙屋町周辺で22,0%、30代と40代は府中町周辺、50代は八丁堀周辺。

 

広島駅周辺は新幹線口も南口も大がかりな開発が進んでいるが、全世代で利用が浸透するに至っていない。「福屋広島駅前店」は広島カープの連覇もあり、グッズ類の販売が絶好調で前年より伸びている。わが町では調査の対象となる広域商圏もないが、隣町の八木・緑井周辺も下げている。60代は維持しているものの、19歳以下と20代は下落率が大きすぎる。

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